• 検索結果がありません。

決算短信 | サッポロホールディングス

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2018

シェア "決算短信 | サッポロホールディングス"

Copied!
45
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

成 期 決算短信 日 基準 連結

成 日

百万円

場会社 サッポ ン 株式会社 場取引所 東

コ 番号 RL www a ld

代表者 役職 代表取締役社長 氏 條 努

問合せ先責任者 役職 コ ポ コミュ ョン部長 氏 梅 俊彦 EL

定時株主総会開催予定日 成 日 配当支払開始予定日 成 日

価証券報告書提出予定日 成 日 決算補足説明資料作成 無 :

決算説明会開催 無 : 機関投資家 向け

成 期 連結業績 成 日~ 成 日

連結財政状態

連結キャッ ュ フ 状況

連結経営成績 %表示 対前期増減率

売 高 営業利益 経常利益 当期純利益

百万円 百万円 百万円 百万円

期 △ △ △

注 包括利益 期 百万円 △ % 期 百万円 %

株当 当期純利益

潜在株式調整後 株当 当期純利益

自己資 当期純利益 率

総資産経常利益率 売 高営業利益率

円 銭 円 銭

期 ―

期 ―

参考 持 法投資損益 期 百万円 期 百万円

総資産 純資産 自己資 比率 株当 純資産

百万円 百万円 円 銭

期 期

参考 自己資 期 百万円 期 百万円

営業活動 キャッ 投資活動 キャッ 財務活動 キャッ 現金及び現金 等物期 残高

百万円 百万円 百万円 百万円

期 △ △

期 △ △

配当 状況

間配当金 配当金総額

合計

配当性向 連結

純資産配当 連結

第 四半期 第 四半期 第 四半期 期 合計

円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円

期 ― ―

期 ― ―

期予想 ― ―

成 期 連結業績予想 成 日~ 成 日

%表示 通期 対前期 四半期 対前 四半期増減率

業績管理 ます 四半期 業績予想 記載 省略し ます

売 高 営業利益 経常利益 当期純利益

株当 当期 純利益

百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭

第 四半期 計 ― ― ― ― ― ― ― ― ―

通期

(2)

※ 注記事項

期中 おけ 要 子会社 異動 連結範囲 変更 伴う特定子会社 異動 : 無 会計方針 変更 会計 見積 変更 修正再表示

添付資料 連結財務諸表作成 事項

発行済株式数 普通株式

株当 当期純利益 連結 算定 基礎 株式数 添付資料 株当 情報

新規 ― 社 社 除外 ― 社 社

会計基準等 改正 伴う会計方針 変更 : 以外 会計方針 変更 : 無

会計 見積 変更 : 無

修正再表示 : 無

期 発行済株式数 自己株式 含 期 株 期 株

期 自己株式数 期 株 期 株

期中 均株式数 期 株 期 株

参考 個 業績 概要

成 期 個 業績 成 日~ 成 日

個 財政状態

個 経営成績 %表示 対前期増減率

売 高 営業利益 経常利益 当期純利益

百万円 百万円 百万円 百万円

期 △ △ △

株当 当期純利益

潜在株式調整後 株当 当期純 利益

円 銭 円 銭

期 ―

期 ―

総資産 純資産 自己資 比率 株当 純資産

百万円 百万円 円 銭

期 期

参考 自己資 期 百万円 期 百万円

※監査手続 実施状況 関す 表示

決算短信 金融商品取引法 く監査手続 対象外 決算短信 開示時点 おい 金融商品取引法 く財務諸表 監査手続 終了し ませ

※業績予想 適 利用 関す 説明 そ 他特記事項

資料 記載 業績見通し等 将来 関す 記述 当社 現在入手し 情報及び合理的 断す 一定 前提 実際 業績等 様々 要因 く異 可能性 ます

業績予想 前提 条件及び業績予想 利用 注意事項等 添付資料5~8 経営成績財政状態 関す

営成績 関す 次期 業績見通し 参照く

(3)

○添付資料の目次

1.経営成績・財政状態に関する分析 ……… 2

(1)経営成績に関する分析 ……… 2

(2)財政状態に関する分析 ……… 9

(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……… 10

(4)事業等のリスク ……… 10

2.企業集団の状況 ……… 13

3.経営方針 ……… 14

(1)会社の経営の基本方針 ……… 14

(2)サッポログループ新経営構想 ……… 14

(3)会社の対処すべき課題 ……… 14

(4)次期長期経営構想策定に向けて ……… 15

4.連結財務諸表 ……… 16

(1)連結貸借対照表 ……… 16

(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……… 18

連結損益計算書 ……… 18

連結包括利益計算書 ……… 19

(3)連結株主資本等変動計算書 ……… 20

(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……… 22

(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……… 24

(継続企業の前提に関する注記) ……… 24

(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) ……… 24

(会計方針の変更) ……… 26

(表示方法の変更) ……… 26

(連結貸借対照表関係) ……… 27

(連結損益計算書関係) ……… 28

(連結株主資本等変動計算書関係) ……… 31

(連結キャッシュ・フロー計算書関係) ……… 33

(賃貸等不動産関係) ……… 34

(セグメント情報等) ……… 35

(1株当たり情報) ……… 40

(重要な後発事象) ……… 40

(6)その他 ……… 42

5.その他 ……… 43

(1)役員の異動 ……… 43

(4)

1.経営成績・財政状態に関する分析

(1)経営成績に関する分析

(a)当期の概況

① 全般的概況

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益

百万円 百万円 百万円 百万円

平成26年12月期 518,740 14,728 14,565 340

平成25年12月期 509,834 15,344 15,130 9,451

増減率(%) 1.7 △4.0 △3.7 △96.4

当期の 日 本経済 は、政 府・日 銀によ る金融 緩和や 経 済対策を背景 として 緩やかな 回復基調 となり ましたが 、消 費税増税や円安による物価上昇の影響で個人消費は不透明な状況が続きました。当社グループ各社が事業を展開し ているそれぞれの業界については、以下のとおりです。

国 内酒類 業界、 飲料業 界、外 食業界 では、 夏場の 天 候不順により 需要に 影 響を 受けました 。また 、消費 税 増税 による個人消費の伸び悩みにより飲料業界と外食業界で影響を受けましたが限定的と見られています。不動産業界 では、首都圏オフィス賃貸市場において空室率が改善するとともに賃料水準も緩やかに上昇しています。海外では 北米のビール市場はおおむね横ばいで推移しましたが、アジアのビール市場は順調に成長を続けています。

こ のような状況の下、 当社グルー プでは、「 サッポログ ループ 中 期経営計 画2014年 -2016年」に基 づき、「食 のメーカー」として成長戦略を加速させ、持続的成長を実現することにより、「サッポログループ新経営構想」で 掲げた平成28年度の財務目標達成を目指してきました。

国 内酒類 事業では 、「ヱ ビス」「 サッポ ロ生ビー ル黒ラ ベル」「 麦とホ ップ The g old 」の基軸 ブラン ド へ の 投 資 を 継 続 し て 売 上 拡 大 を 図 り ま し た 。 平 成 2 5 年 に 発 売 し 好 評 を 得 た 新 ジ ャ ン ル 「 極 Z E R O ( ゴ ク ゼ ロ)」は発泡酒として7月に再発売し、定着化を図りました。ビール類以外の伸長分野であるRTD、ワイン、洋 酒、和酒も順調に売上を伸ばし、多層化を推進しました。

国際事業 では 、 北米に おける ビール市場で 生産体制 の強 化に取 り組むとと もに 、飲料市場 では「 豊田通商 アメ リカ社」とともに合弁会社である「シルバー スプリングス シトラス社」を介して、米国業務用果汁飲料製造大手 の「カントリー ピュア フーズ社」の買収を決定し、北米における果汁飲料の更なる強化を図りました。本格参入 から3年目となるベトナムにおいては、「サッポロ」ブランド構築と主飲用率向上のためのマーケティングを展開 し売上拡大を果たしました。

食 品・ 飲料事業 では 、国内に おいて は経営 課題とし て営 業 力強 化とコスト 削減 に取り組 む ととも に、強 み とす る カテ ゴリ ーの 伸長 と主 力ブ ラン ドの 育成 を図 りま した 。海 外に おい ては 10月に マレ ーシ ア新 工場 が生 産を 開始 し、東南アジアを起点とした飲料事業を拡大強化する一方で、香港の外食事業を売却し、飲料事業への集中を行い ました。

外 食 事 業 で は 、 国 内 に お い て 、 基 幹 業 態 の 「 銀 座 ラ イ オ ン 」 「 ヱ ビ ス バ ー 」 を 中 心 に 出 店 ・ 改 装 を 進 め る 一 方 、 収 益 力 改 善 に 向 け て 不 採 算 店 舗 の 閉 鎖 ・ 業 態転 換 を 行 い ま し た 。 海 外に お い て は 、 シ ン ガ ポ ー ル に 「 GI N Z A LION BEER HALL」2号店を10月にオープンしました。

不 動産 事 業では 、 開業20周年 を迎えた 「恵比 寿ガーデ ンプレイ ス」の バリュー アップを 推進し 、恵比寿 地区の 新たな拠点となる「恵比寿ファーストスクエア」が9月に竣工、満室稼働で推移しました。また、銀座四丁目交差 点に位置する「サッポロ銀座ビル」の再開発に向け、解体工事に着工しました。一方で、活性化する不動産市況を 鑑み一部の賃貸不動産物件を売却するとともに、スポーツ施設を経営する「サッポロスポーツプラザ社」の全株式 を譲渡し、経営資源の集中を図りました。

以上の結果、当期における当社グループの連結業績は、以下のとおりです。 売上高

国 内酒類 事業 で は、 ビ ール類 、RT D、ワ イン、洋 酒、和 酒の 酒 類全分野で売 上数量が 前 期を上 回りまし た。 また、国際事業ではベトナムのビール売上数量が前期を上回り、食品・飲料事業では海外飲料の売上数量が前期を 上回りました。これらに加え円安の影響もあったため、大幅な増収となりました。一方、外食事業では入居ビル建 て替えによる基幹店舗の休業のため減収、不動産事業では「恵比寿ガーデンプレイス」の大型テナントの賃貸契約 終了による一時的な稼働率低下と再開発物件の不稼働期間中の賃料収入減少が生じましたが、グループ全体では増 収となりました。なお、国内酒類事業で「新星苑社」の損益項目を1月より連結開始したことも増収の要因となっ ています。

以上の結果、連結売上高は5,187億円(前期比89億円、2%増)となりました。 営業利益

国 内酒類 事業 で は、販 売費の 増加は ありま したが 、その 他の固定 費の削減 効果 も あり増 益となり ました 。国際 事 業で は北 米に おけ る 原 料高 騰と販 売費 の増 加、 また 、 ベ ト ナム での販売 費の 増 加のた め 減 益と なり まし た。 食

(5)

品・飲料事業では、国内飲料事業での効率化によるコスト減少と海外飲料の増収のため増益となりました。不動産 事業では、賃料収入減少のため減益となりました。

以上の結果、連結営業利益は147億円(前期比6億円、4%減)となりました。 経常利益

連結営業利益の減少に伴い、連結経常利益は145億円(前期比5億円、4%減)となりました。 当期純利益

特 別利益に固定資 産売却 益を35億円計 上しまし たが、 特別損失 に「サ ッポロ 銀 座ビル 」の再開 発に伴う 解体撤 去費用等の23億円に加え、国内酒類事業で「極ZERO」の税率適用区分を自主的に修正申告したことに伴う酒税 納付額の差額(含む延滞税)116億円を計上したこともあり、連結当期純利益は3億円(前期比91億円、96%減) となりました。

以下、事業セグメント別の概況は記載のとおりです。

② 報告セグメント別の概況

売上高(百万円) 営業利益(百万円)

平成25年 12月期

平成26年 12月期

増減率(%)

平成25年 12月期

平成26年 12月期

増減率(%)

国内酒類事業 274,909 281,819 2.5 9,901 10,206 3.1

国際事業 48,215 49,672 3.0 1,208 172 △85.7

食品・飲料事業 130,671 133,439 2.1 △1,483 121 -

外食事業 26,827 26,355 △1.8 415 292 △29.7

不動産事業 22,767 21,509 △5.5 8,685 7,695 △11.4

〔国内酒類事業〕

ビ ール類総需要 は、8月 の全国 的な天候 不順の 影 響を大 きく受 け、前期 比98% 程度であ ったも のと推定 されま す。

このような中で、国内酒類事業では、当期より新たな経営ビジョンとして「オンリーワンを積み重ね、No.1 へ」を掲げ、「乾杯をもっとおいしく。」をコミュニケーションメッセージに据えながら、当社グループならでは の価値の提供を積み重ねることで、更なる成長を目指しました。

ビ ールで は、ヱビ スブラ ンドにお いて、 1月に 「薫り華 やぐヱビ ス」、 5月に 「ヱビス ロ イヤル セレ クショ ン」、中元ギフト限定商品として「ヱビス 夏のコク」、9月に「琥珀ヱビス」を限定発売し、それぞれご好評を いただき、同ブランドの売上数量は前期を上回りました。

発泡酒及 び新ジャ ンルで は、2月 にリニ ューアル し、さ らにコク を極め た「麦 と ホップ T he gol d」が 引き続きお客様から多くのご支持をいただきました。また、世界初の「プリン体0.00」を実現した新ジャンル「極 ZERO」は、5月製造分の出荷終了時点で一旦終売し、製造方法を一部見直し発泡酒「極ZERO」として7月 に再発売しました。発泡酒として再発売した「極ZERO」は、ビール類に機能を求める多くのお客様からのご支 持 をい ただ き、 引き 続 き好調 に 推移 して いま す。 これ らの こ とか ら、 発泡 酒及 び 新ジャ ンル の 売上 数量 は前期 比 103%となりました。

ビール類合計の売上数量は、基軸商品が伸長したことにより、前期比101%となり、ビール類市場で3年連続シ ェアアップを達成することができました。

R T D (※ 1 ) で は 、 前 年 に 発 売 し た 「 サ ッ ポ ロ 男 梅 サ ワ ー 」 が 引 き 続 き ご 好 評 を い た だ い て い ま す 。 さ ら に、4月には、食品・飲料事業のロングセラーブランド「キレートレモン」を活用した、初のコラボレーションR TD「サッポロ キレートレモンサワー」を全国発売し、好調に推移しました。その結果、RTD全体の売上数量 は前期比149%となりました。

ワインでは、国産ぶどう100%プレミアムワイン「グランポレール」が引き続きご好評をいただき、大きく売上 数量を伸ばしました。また、若い女性を中心に人気が高まりつつあるサングリアの新商品「ポレール サングリア リコ」を3月に新発売し、国産ワインでは前期を上回る売上数量となりました。輸入ワインでは主力ブランドであ る「イエローテイル」「サンタ・リタ」などが好調に推移し、売上数量は前期比103%となりました。ワイン全体 では前期比102%の売上数量となりました。

「バカルディ」ブランドでは、世界販売量No.1ラム「バカルディ」を使用したカクテル「モヒート」を中心 としたRTS(※2)や、「ボンベイサファイア」「マルティーニ」「デュワーズ」「カティサーク」をパワーブ

(6)

焼酎では 、「甲乙 混和焼 酎(芋) 」No .1ブランド である 「芋焼 酎 こくいも 」が引 き続き焼 酎全体を 牽引し ました。また、梅酒では、機能プラス系梅酒の「3種の贅沢ポリフェノール 赤梅酒」が大きく売上を伸ばし、和 酒合計では前期比109%の売上数量となりました。

以 上の結果 、国内酒類 事業の売上高 は2,818億 円(前期比69億円、3% 増)となり、 営業利益は102億円(前期 比3億円、3%増)となりました。

(※1)RTD: Ready To Drinkの略。栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料。

(※2)RTS: Ready To Serveの略。ソーダなどで割るだけでカクテルがつくれるリキュール。

〔国際事業〕

北 米にお いては 、雇用 情勢の 改善な ど明る い動きが みられ るもの の、ビー ル市場 の総需要 はカナ ダでは 前 期比 99%程度、アメリカではおおむね横ばいに留まったものと推定されます。一方、経済成長力の高いアジアのビール 市場は、引き続き順調に成長を続けています。

こ の よ う な 中 で 、 国 際 事 業 で は 、 重 点 エ リ ア で あ る 北 米 及 び 東 南 ア ジ ア に お け る プ レ ミ ア ム ビ ー ル 市 場 に 対 し、引き続き積極的な販売活動を行いました。カナダではプレミアムブランドが前期を大きく上回ったものの、バ リューブランドは同業他社との価格競争の激化により前期を下回ったため、「スリーマン社」の売上数量(「サッ ポロ」ブランドを除く)は前期比99%となりました。アメリカでは寒波の影響による配送遅延が生じたものの、4 月には解消し、「サッポロUSA社」の「サッポロ」ブランドの売上数量は前期を上回りました。

「シルバー スプリングス シトラス社」は、オレンジの原料価格高騰の影響を受け低調に推移しました。 東 南アジ ア市場 の拠 点である ベトナ ムでは 、「サッ ポロ 」ブラン ド構築 に向けて TVCM の放映 や屋外 イ ベン トの実施など積極的なブランド露出を行い、ホーチミンエリアでのブランド認知が確実に進んでいます。また、飲 食店やチェーンスーパーでの積極的な販売促進活動を実施した結果、売上を大きく伸ばしました。韓国では、業務 提携先の販売網を活用して、同国内の家庭用及び業務用市場のビール販売強化の取り組みを続け、順調に売上を伸 ばしました。オセアニアでは、現地でのライセンス生産を核として同市場での販売強化に取り組んでいます。シン ガポールでは、グループ内のシンガポール子会社と協働して同国内の家庭用市場への販路を拡大しています。

これらの取り組みを通じて、北米を含めた「サッポロ」ブランド全体の売上数量は前期を上回りました。 以上の結果、国際事業の売上高は、496億円(前期比14億円、3%増)となり、営業利益は1億円(前期比10億 円、86%減)となりました。

〔食品・飲料事業〕

国 内飲 料総需要 は、天候 不順の 影 響もあ り前期比 98% で推移 し たもの と推定 さ れます。また、 レモン食 品(調 味料)は前期比100%(※)で、インスタントスープ(カップスープ含む)は前期比104%(※)にて、推移したも のと推定されます。

こ のよう な中 で、食品 ・飲料 事業は 、「ポ ッカサッ ポロフ ード &ビバレッ ジ社」 が統合後 2年目 を迎え 、 主力 ブランドへの投資を集中、強化を図りました。

国 内食品 飲料 は、飲 料ブラン ドカテ ゴリー では消費 税増税 とコン ビニエン ススト アのカウ ンター コーヒー の台 頭が、自動販売機における缶コーヒーの販売へ影響し、コーヒーカテゴリーで前期の数量を下回りました。市場総 需要が伸び悩む中、4月に発売した「GREEN SHOWER」は、多くのお客様から評価をいただき、新しい飲料ブランド を構築することができました。また、「フルーツビネガースパークリング りんご酢&レモン酢」は、当社の特許 技術で醸造したレモン酢を使用しており、レモンの価値をお伝えする商品の1つとして上市しました。レモン・ナ チュラルフードカテゴリーでは、ホットドリンク「ぽっかぽかレモン」の取扱い店舗数が増えたこともあり、カテ ゴリー全体の売上に寄与しました。主力ブランドである「キレートレモン」は、秋のリニューアル後も引き続き好 調に推移し、さらなるブランド発展を目指していきます。「ポッカレモン100」は、季節のテーマに合わせた販促 活動を展開し、売上数量は前期を上回りました。海外ブランドカテゴリーでは、ドイツ産天然炭酸水「ゲロルシュ タイナー」はフランス産天然水「コントレックス」「ヴィッテル」とともに、硬水市場活性化を目指し、お客様へ 価値訴求を高めるべく、プロモーションを行いました。スープ・食品カテゴリーでは、「じっくりコトコト」「じ っくりコトコト こんがりパン」シリーズが前期の売上数量を上回り、好調に推移しました。業務用カテゴリーで は、引き続きレモン食品や割り材が好調に推移しました。

国 内外食 は、カフ ェチェー ン「カフ ェ・ド・ クリエ 」が11月に創業 20周年 を迎えまし た。新た なエリア への出 店を展開するとともに、新しいメニュー提案などによりお客様の支持を得て、売上は堅調に推移しました。

海 外 飲 料 は 、 シ ン ガ ポ ー ル 国 内 に お い て 主 力 商 品 で マ ー ケ ッ ト シ ェ ア を 拡 大 、 輸 出 売 上 も 好 調 に 推 移 し ま し た。また、ハラル認証を取得したマレーシア工場の生産を10月に開始しました。

海 外外食は、 コ ア事業 である 飲料事 業へ経 営資源 を集中 し、積極 拡大をは かるた め、「 ポ ッカコ ーポレー ショ ン香港社」の全株式を譲渡しました。

以上の結果、食品・飲料事業の売上高は、1,334億円(前期比27億円、2%増)となり、営業利益は1億円(前 期は14億円の損失)となりました。

(7)

(※)デー タ出典: イ ンテージ SRI(「 SM」「CVS」業態 計) レモン食品市 場(自社定義 )インスタン トスー プ市場 平成26年1月~平成26年12月 累計販売金額前年比

〔外食事業〕

国 内外食 業界 は、個 人消 費の 足 踏み や天候 不順 に よる影響 を受け たほか 、円 安の 進 行に 伴う仕 入価 格の上 昇や 採用コストの上昇などにより厳しい経営環境にありました。

このような中で、外食事業は、経営理念「JOY OF LIVING~生きている喜び~」のもと、安全・安心な商品の提 供を心がけ「お客様へ100%満足の提供」を目指す店舗づくりを進めてきました。

当 期の 新 規出 店は 、 基幹 業態で ある「銀座 ライオ ン」 や「 ヱ ビス バー」を中 心に 展 開し 、受託 施設 へ の出 店な ども含め15店舗となりました。また、顧客層の拡大を視野に新しいビヤホール業態「BIER KELLER TOKYO(ビヤケ ラー東京)」を新橋に新規出店したほか、大崎の1店舗をワイン業態「ピクニッククラブ」に業態転換しました。 一方、入居ビルの建替えによる大型基幹店舗の休業等もあり計20店舗を閉鎖したため、当期末の店舗数は185店舗 となりました。

ま た 、 海 外 に お い て は 、 シ ン ガ ポ ー ル で 1 0 月 に 「 G I N ZA L I O N B E E R H A L L」 の 2 号 店 を オ ー プ ン し た こ と に よ り、当期末の店舗数は14店舗となり、「銀座ライオン」ブランドの浸透を着実に進めています。

以 上の 結 果 、 外 食 事 業 の 売 上 高 は 2 63 億 円 ( 前 期 比 4 億 円 、 2 % 減 )と な り 、 営 業 利 益 は 2 億 円 ( 前 期 比 1 億 円、30%減)となりました。

〔不動産事業〕

不 動産 業 界は 、 首都圏オフィ ス賃貸 市場に おいて 、 空室率 改善等を背景 に賃料水 準は緩 や かな上 昇基調 が継続 しています。

こ のよう な中 で、不動 産賃貸 では、 中核施 設の「 恵比寿 ガ ーデン プレイス」にお いて、5 月に大 型テナン トの 賃貸契約の終了により一時的に稼働率は低下したものの、後継テナントのリーシングが順調に進捗し、その他の保 有物件と同様に高稼働率を維持しています。

開 業20周年を 迎えた「 恵比寿 ガ ーデン プレイス」では 、これま で以上 に、お 客様に「豊 かな時 間」「豊 かな空 間」を感じていただける「街」となるべく、ブランド力強化と利便性向上を図るために、引き続きバリューアップ を推進しました。商業フロアでは4月の大型高級レストラン開店に合わせ、共用フロアを大幅に改装しました。ま た、新しいコンセプトの映画館を平成27年3月にオープンすることを決定しました。賃貸住宅ではエントランスを 中心にグレードアップを図るとともにバリアフリー化や居室内の設備刷新等、快適性向上のための改装を推進しま した。オフィスでは、災害発生時におけるテナントの事業継続のためのサポート体制を強化するため、非常用発電 設備の増設を3月に完了し、テナント専有部への電力供給体制を整備しました。さらに、共用部への電力も災害発 生時に供給可能とするための対応を平成27年春に向けて進めています。

不 動産 開発では 、建設 コスト の上昇 や人材 不足によ る工期 の遅 れ が懸念 さ れる中 、恵比 寿地区の 新たな 拠点と なる「恵比寿ファーストスクエア」が9月30日に竣工、満室稼働で推移しました。安全・環境性能、心地良さを追 求したオフィスは、お客様から高い評価をいただいています。銀座四丁目交差点に位置する「サッポロ銀座ビル」 の再開発では、2月に開発を決定し、平成28年5月の竣工に向け、4月から解体工事を着工しました。また建設コ ストの抑制を図りながら銀座の街並みや景観との調和を図るとともに新たなランドマークに相応しい外観デザイン の実現に取り組みました。

長 期的な視点 か ら選 択と集中 を図る 一環と して、 ス ポーツ施設 を経営する 「サッ ポロスポ ーツプ ラザ社」 の全 株式を譲渡しました。また、不動産事業全体の価値向上を図るために保有物件ポートフォリオの見直しを行いまし た。

以上の結果、不動産事業の売上高は215億円(前期比12億円、6%減)となり、営業利益は76億円(前期比9億 円、11%減)となりました。

(b)次期の業績見通し

① 全般的見通し

売上高 営業利益 経常利益 当期純利益

百万円 百万円 百万円 百万円

平成27年12月期見通し 545,700 16,300 15,200 8,000

平成26年12月期 518,740 14,728 14,565 340

増減率(%) 5.2 10.7 4.4 2,252.8

(8)

次 期は、「 サッポログ ループ経営 計画2015年-2016年」 に基づいた 成長戦略 を加速させ 、 特徴のある 「 食のメ ーカー」として存在感を示すとともに平成28年度の財務目標達成を目指します。また、当社グループは、安定的に 利益を生み出す国内酒類事業と不動産事業を柱として、将来の成長に向けた国際事業、食品・飲料事業への投資、 将来の成長の芽となる研究開発投資を進めています。

次期の当社グループ連結業績の見通しは次のとおりです。 売上高

国 内酒類 事業 に おいて は、ビ ール類 では、 基軸ブラ ンドの 更なる 価値向上 に取 り組むとと もにク ラフトビ ール 市場への参入も行い、4期連続の販売数量前年実績越えを目指します。また、ビール類以外の伸長分野であるRT D、ワイン、洋酒、和酒の拡大に積極的に取り組むことで更なる成長を目指します。

国際事業 におい ては 、 重点市 場であ る北米 及び東南 アジア のプレ ミアムビ ール 市 場で「 ス リーマ ン」、「 サッ ポロ」ブランドの浸透を図り、売上数量増加を目指します。ベトナムでは「サッポロ」ブランド構築のための積極 的な販売活動を継続します。米国飲料市場では昨年買収した「カントリー ピュア フーズ社」の事業基盤を活用し て売上拡大を図ります。

食 品・ 飲料事業 におい ては、 国内食 品・飲 料事業 で はレモ ン・ス ープを中 心とし たコアブ ランド を確立 す ると ともに、海外では平成26年に竣工したマレーシア工場の通年稼働を契機にシンガポールに続いてマレーシア国内で のブランド確立と輸出の拡大を図ります。

外 食 事 業 に お い て は 、 既 存 店 舗 の 改 装 を 積 極 的 に 進 め る と と も に 、 新 規 出 店 は 基 幹 業 態 の 「 銀 座 ラ イ オ ン 」

「ヱビスバー」を軸に進めることにより売上拡大を図ります。また、海外では、ビヤホール文化を発信していく拠 点として「銀座ライオン」ブランドの定着を図り、周辺諸国への展開を検討します。

不 動産 事 業にお いては 、「恵 比寿ガ ーデン プレイス 」での 昨年 の大型テナ ントの 賃貸契約 の終了 から一時 的に 低下した稼働率が回復することと、昨年竣工した「恵比寿ファーストスクエア」が通年稼働することにより、賃料 収入が増加します。このほかの保有物件についても稼働率及び賃料水準の向上を目指します。

以上により、連結売上高は5,457億円(前期比269億円、5%増)となる見通しです。 営業利益

国 内酒類 事業 に おいて は、売 上高は 拡大す るものの 、円 安による 原料、資 材コス トの高騰 に加え 、ブラン ド強 化のための積極投資を行うこともあり、減益となる見込みです。国際事業においては、「サッポロ」ブランド浸透 のための投資を継続しますが、これにより北米、ベトナムビール市場で売上拡大するため増益となる見込みです。 食品・飲料事業においては、海外を中心とした売上高の拡大と国内でのコスト削減を進めることで増益となる見込 み です 。外 食事 業に おい ては 、 売上 高拡 大に 加え 、引 き 続き 収益 力強 化策 を実 行 す るこ とで増 益とな る 見込 み で す。不動産事業においては、「恵比寿ガーデンプレイス」の稼働率の回復と「恵比寿ファーストスクエア」の通年 稼働により増益となる見込みです。

以上により、連結営業利益は163億円(前期比15億円、11%増)となる見通しです。 経常利益

連結経常利益は152億円(前期比6億円、4%増)となる見通しです。 当期純利益

固 定資産除却損等 を計上 す る一方、 固定資 産売却益 の計上があ り、連結 当期純利 益は80億円(前 期比76億円、 2,253%増)となる見通しです。

以下、事業セグメント別の見通しは記載のとおりです。

② 報告セグメント別の見通し

売上高(百万円) 営業利益(百万円)

平成26年 12月期

平成27年 12月期

増減率(%)

平成26年 12月期

平成27年 12月期

増減率(%)

国内酒類事業 281,819 290,200 3.0 10,206 9,500 △6.9 国際事業 49,672 67,800 36.5 172 1,000 478.2 食品・飲料事業 133,439 133,700 0.2 121 700 477.7

外食事業 26,355 27,200 3.2 292 900 208.2

不動産事業 21,509 20,800 △3.3 7,695 7,900 2.7

(9)

〔国内酒類事業〕

国 内酒類 業界 は、飲 酒 人口の 減少や 、嗜好 ・飲用 シ ーンの多様 化が進み 、 引き 続き厳しい 市場環 境が予想 され ます。

こ の よ う な中 で 、 国 内 酒 類 事 業 は 、 平 成 2 6年 よ り 新 た な ビ ジ ョ ン と し て 「 オ ン リ ー ワ ン を 積 み 重 ね 、 N o .1 へ」を掲げ、「乾杯をもっとおいしく。」をコミュニケーションメッセージに据えながら、当社ならではの価値の ご提供を積み重ねることで、引き続き更なる成長を目指します。

ビ ール類につい ては 、 基軸ブ ランド の更な る価値 向 上に 取り組 み、4年連 続の 販売数量前 年実績 越えを 目 指し ます。特に、「ヱビス」「サッポロ生ビール黒ラベル」「麦とホップ The gold」「極ZERO」に経営資 源を集中します。また、近年成長しているクラフトビール市場に参入します。「ビール文化の創造」をテーマに、 今までには無い価値を生み出し、新しいビジネスモデルでの事業構築を図っていきます。当社が培ってきた醸造技 術や原料へのこだわりを活かした商品を発売する予定です。

RTDについては、「男梅サワー」を筆頭に、コラボレーションによる独自価値の提案を引き続き行います。 ワインについては、「高品質の追求」をテーマに、国産ぶどう100%プレミアムワイン「グランポレール」で新 商品を投入するほか、輸入ワインでは、成長する中高級価格ワイン市場に対応します。一方で、「ポレール サン グリア リコ」シリーズや、樽詰スパークリングワイン「ポールスター」(業務用)のさらなる拡大を図り、カジ ュアルにワインを楽しめる取り組みを継続していきます。

焼酎につ いては 、好調 な甲乙 混和芋 焼酎「 こくいも 」に 加え、本 格焼酎「 和ら 麦」「から り芋」 でソーダ 割り の提案を進めます。また「3種の贅沢ポリフェノール 赤梅酒」を中心に機能プラス系梅酒をシリーズ化します。

洋 酒に つ い て は 、 世 界 販 売 量 ・ 販 売 金 額 N o . 1 ラ ム 「 バ カ ル デ ィ 」 を は じ め と し て 、 「 ボ ン ベ イ ・ サ フ ァ イ ア」、「デュワーズ」、「マルティーニ」に注力します。特に「バカルディ」では、人気が定着してきた「モヒー ト」をさらに強化します。

事 業全体では 、為替相 場によ り原料 ・資材 コストが 影響 を受ける ものの 、 更なる ブランド 価値向 上に向 け た効 果的かつ機動的な販売費の投下を行うとともに、その他のコスト削減にも引き続き取り組み、利益計画の達成を目 指します。

〔国際事業〕

北 米にお いては 、雇用 情勢の 改善、 株高を 背景に 緩やかな 成長 が見込まれ るもの の、米 国での利 上げ観 測 、そ してカナダでは原油価格の下落による景気への影響が懸念されており、北米のビール市場の総需要はほぼ横ばい圏 に留まるものと見込まれます。一方、人口増加及び堅調な経済成長を背景に、アジアのビール市場は引き続き成長 を続けていくものと見込まれます。

こ のよう な中 で、国 際 事業は 、重点 エリア である 北 米及び東南 ア ジアにお いて「サッポロ 」をは じめとし たプ レミアムブランドの浸透を図り、同市場におけるグループ独自の地位を築いていきます。

カ ナダ市 場にお いては 、「ス リーマ ン社」 が主力 プ レミア ムブラ ンドにT VCMの放映 や屋外イ ベントの 実施 などブランド価値の維持・向上のためのマーケティング投資を継続し、バリューブランドには伸びが期待できるエ リアに営業人員を投入します。これにより、プレミアムブランドとバリューブランドの合計で総需要の伸びを上回 る売上数量達成を目指します。

米国市場 におい ては 、 「サッ ポロU SA社 」が従来 からの 日系市 場への 取り組 み に加えて 、米国 一般市場 やア ジア系市場への展開を一層強化することにより、総需要の伸びを上回る売上数量達成を目指します。また、米国の 飲料市場においては、「シルバー スプリングス シトラス社」に加え、業務用飲料に強みを持つ「カントリー ピ ュア フーズ社」の事業基盤を活用するなど両社のシナジーを最大化することで、売上拡大と収益向上を図ってい きます。

北 米以外におい ては 、 東南ア ジアを はじめ とする 成 長市場への 積 極展開に よる売上増を 図るとと もに、新 たな 市 場の 開拓 も視 野に 入 れ なが ら国際 事業 の基 盤強 化 と更 な る事業 発展 を図 って いき ます 。 ベ トナ ム市 場に おい て は、「サッポロ」ブランド構築に向けて、効果的・効率的なマーケティング投資とターゲットを明確にした営業活 動により、売上拡大と収益改善を図ります。韓国市場においては、業務提携先の販売網を活用して、同国内の家庭 用及び業務用市場へのビール販売数量増加を加速していきます。オセアニア市場においては、現地でのライセンス 生産を核として同市場でのサッポロブランドの販路拡大に取り組みます。また、シンガポール市場においては、グ ループ内のシンガポール子会社と協働して同国内の家庭用市場を中心に販路拡大を推進していきます。

〔食品・飲料事業〕

国 内飲 料 業界は、消費 税増税 による 影響は 一巡した ものの 、消費 者の低 価格志向 は継続 し、総需 要の伸 び は厳 しいものと推定されます。また、為替の影響や主要原材料の値上げなどコスト増加要因も見込まれ、依然として厳 しい経営環境が予想されます。

こ のよう な中 で、国内 の食品 ・飲料 事業は 、徹底 し たロー コスト オペレー ション を図り 、 今後の 成長に 向け安

(10)

次々と生み出し続けます“というビジョンの下、顧客視点を徹底し、カテゴリーやブランドごとのマーケティング プランを立案・実現していきます。

国 内食品 飲料 に おいて は、飲 料既存 ブラン ド「アロ マック ス」「

Ri b b o n

」 「がぶ 飲み」や 平成26年4 月に発売した無糖炭酸水「GREEN SHOWER」など、ブランドごとの販促策を展開していきます。レモン・ナチュラル フードについては、食品の基幹ブランドである「ポッカレモン100」のプレミアムタイプを発売するなど、調味用 途・飲用用途拡大を訴求していくとともに新しいコンセプトの製品を積極的に展開します。飲料でも基幹ブランド

「キレートレモン」の価値観を生かした新製品開発により、「レモンのリーダー」としてのポジションをさらに盤 石にしていきます。好調が続くスープ・食品については、「じっくりコトコト」のラインナップ強化、「こんがり パン」ではフレーバーの見直しによるブランド強化を目指します。また、新製品開発も積極的に進め、インスタン トスープ市場での新しい価値提案に取り組んでいきます。業務用については、ポッカレモン、アルコールの割材飲 料、粉末茶、粉末スープなどでグループシナジーを生かしながら売上拡大を図っていきます。

国 内外食 に おいては、平成 26年11月に20周年をむ かえた「 カ フェ・ド・ クリエ」 に おいて、アニバーサ リー企 画を展開し、さらなるブランド価値の向上と成長の加速を図っていきます。

海 外飲 料におい ては 、 東南ア ジア各 国での 競争がさ らに 激 化する と見込 ま れます が、主力 のシン ガポール 市場 で、茶飲料のトップシェアを維持しながら、新規カテゴリーでの成長を図っていきます。また、輸出先においては エリアの優先順位をつけながら、その国・地域に合った商品提案を行い、売上拡大を目指します。平成26年に生産 を開始したマレーシア新工場の稼働率向上とともに、コストダウンの推進、SCM機能の強化を推進し、成長への 基盤構築を図っていきます。

〔外食事業〕

国 内外食 業界 は、円 安の進行 に伴う 価格の 上昇や 採 用コス トの 高 止まりに 加え 、 小売業 と の業界 を超えた 競争 の 激化 によ り引 き続 き 厳しい 経 営環 境が 継続 する もの と 想 定され ます 。こ のよ うな 中 で、外 食事 業 は、引 き 続き

「お客様へ100%満足の提供」を軸に、基本となるサービスレベルの向上を図るとともに、安全・安心な商品の提 供に向けた取り組みを進めます。

ま た、新たなフ ァン拡大の施策 と して、平成26年12月より 導入したポイントカ ード「クラブ LION CARD」の会 員数を拡大し、より多くのお客様にご来店いただき、満足いただける店舗づくりを進めます。

新 規出店につい ては 、 基幹業 態であ る「銀 座ライオ ン」 や「ヱビ スバー 」を軸 に展開する ととも に、既 存 業態 のブラッシュアップによる収益改善に取り組みます。

海 外にお いては 、シン ガポー ルでの 「銀座 ライオン 」ブラ ンドの 定着に 向けて 取り組みを 進める とともに 、周 辺諸国への展開に向けた検討を開始します。

〔不動産事業〕

不 動産 業 界は 、 首都圏オフィ ス賃貸 市場に おいて 、 空室率 改善、 賃料水準 上昇等 、市況を取り巻 く環境 は更な る回復が期待されていますが、一定水準の新規オフィスビルの供給も見込まれていることから賃料上昇ペースは緩 やかなものと予想されています。一方、法人減税等による企業の経済活動の活発化に伴うオフィス需要の増加も期 待されます。

こ のよう な中 で、当 社の不動 産賃貸 は、ハ ード・ソ フト 両面にお ける競 争力強 化に努め 、 引き続 き保有物 件の 稼働率及び賃料水準の向上に取り組んでいきます。

中 核施設である 「恵比寿 ガーデン プレイ ス」では 、平成 26年5 月の大 型テナン トの賃貸 契約終 了から一 時的に 低下した稼働率が回復していますが、さらに街全体のより一層のブランド力強化と利便性向上を図るため商業区画 をはじめとする各エリアにおいてバリューアップを推進していきます。また、災害対応等、安心・安全レベルの向 上にも引き続き取り組みます。平成26年9月に竣工した「恵比寿ファーストスクエア」は通年稼働することにより 収益に貢献します。

不 動産 開発では 、「銀 座5丁 目再開 発計画 」(※ )におい て、 着実に計 画を推進 し、銀座 のラン ドマーク に相 応しい新しい情報発信拠点となる施設を目指します。

ま た、今 後も 引き続 き不動産 事業全 体の価 値向上 を図るた めに 保 有物件ポ ートフ ォリオの見直し に取り 組んで いきます。

(※)「銀座5丁目再開発計画」:銀座の中心である銀座四丁目交差点に面する敷地面積約644㎡において進め ている再開発計画。

(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績影響を与える不確実な要因に係る 本資料発表日現在における仮定を前提としています。実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる 結果となる可能性があります。

(11)

(2)財政状態に関する分析

(a)当期末の資産、負債及び純資産の状況

当期末の総資産は、のれんの償却による無形固定資産の減少等があった一方、機械装置及び運搬具、投資有価 証券の増加等によって、前連結会計年度末と比較して86億円増加し、6,254億円となりました。

負債は、短期借入金の減少等があった一方、長期借入金、社債(1年内償還予定の社債を含む)の増加等によ って、前連結会計年度末と比較して40億円増加し、4,654億円となりました。

純資産は、期末配当の実施による減少等があった一方、その他有価証券評価差額金、為替換算調整勘定の増加 等によって、前連結会計年度末と比較して46億円増加し、1,600億円となりました。

(b)キャッシュ・フローの状況

当期における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ17億円(15%減)減 少し、当期末には97億円となりました。

当期における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、222億円(前期比105億円、32%減)となりました。これは主に、減価償却費 2 44 億 円 、 の れ ん 償 却 額 37 億 円 、 未 払 消 費 税 等 の 増 加 額 4 2億 円 等 に よ る 増 加 要 因と 、 た な 卸 資 産 の 増 加 額14 億 円、利息の支払額25億円、法人税等の支払額76億円等の減少要因によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、172億円(前期比39億円、30%増)となりました。これは主に、有形固定資 産の取得による支出173億円等があったことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は、73億円(前期比118億円、62%減)となりました。これは主に、長期借入れ による収入256億円、社債の発行による収入99億円等があった一方、長期借入金の返済による支出384億円、ファ イナンス・リース債務の返済による支出33億円、配当金の支払額27億円等があったことによるものです。

(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移

平成22年12月期 平成23年12月期 平成24年12月期 平成25年12月期 平成26年12月期

自己資本比率(%) 25.3 22.4 22.1 24.6 25.0

時価ベースの自己資本比率

(%)

29.1 20.7 18.3 28.0 31.9

キャッシュ・フロー対有利子 負債比率(年)

7.8 11.8 10.2 8.8 13.0

インタレスト・カバレッジ・ レシオ(倍)

7.6 6.2 8.4 11.9 8.9

自己資本比率:自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い

(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。

(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。

(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。

(注4)有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としてい ます。

(12)

(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当

当 社は 、 株主の皆 様への 適切 な利益 還元を 経営 上の重 要な 政 策と して 位 置付け、安 定し た配当 の維持 を基 本と し、業績や財務状況等を勘案して配当を行うことを基本的な方針としております。

当期につきましては上記の方針どおり安定配当の維持を実現するため、前期と同様1株当たり7円の配当を予定 しております。

また、次期の剰余金の配当につきましては、戦略投資及び財務基盤の強化を進めつつ、経営計画の着実な遂行に より、引き続き年間7円の配当とする予定です。

当期及び次期の配当(1株当たり:円)

中間 期末 合計

平成26年12月期 0.00 7.00 7.00

平成27年12月期 0.00 7.00 7.00

(4)事業等のリスク

  当社グループの経営成績及び財務状況など(株価などを含む)に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のよ うな もの があ りま す。 なお 、文 中の 将 来に関す る事 項は 、 平成26年12月31日 現在 に おい て当 社が 判断し たも ので す。

①経済情勢について

当社グループの売上高は主に国内の景気動向による影響を受けるため、経済情勢の変化による景気悪化に伴い、 主 要製 品の 出荷 変動 、 デ フレ傾 向に よる 主要 製品 の 単 価下 落の可 能性 があ りま す 。また 、 経 済情 勢の悪 化によ っ て、保有資産の価値の低下につながる可能性もあります。

②特定事業分野への依存度について

当社グループの主要な報告セグメントは国内酒類事業であり、平成26年12月期における連結売上高の55%を占め ています。

この国内酒類事業への高依存体質を脱却し、さらなる収益性の拡大を目指すため、海外市場での事業活動の拡充 を図っております。

しか しな がら 、依 然、 国内 酒 類事 業へ の依 存は 高 く、 国 内市場 での 需要 が減 少 す る中での 競合 他社 との 価 格 競 争、消費者の嗜好の変化、商品値上げ、冷夏や長期間にわたる梅雨などの要因によって売上が減少した場合、当社 グループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

③海外における事業活動について

当社グループは、海外市場での事業活動を拡充することにより利益の拡大を図っており、特に国際事業において は米国・カナダを中心に拡充しております。

ア ジアに おいて は、 シ ンガポ ールを中心に 飲料・ 外 食の 事 業活動を行って おりま す。また 、ベト ナムにお いて は、ロンアン工場にて現地産ビールの製造・販売をしています。

こ れらの当社 グ ループ の海外 におけ る事業 活動にお いては 、経済 の動向、 競争 環 境の変 化や為替 相場の 変動に 加えて、投資、貿易、税及び為替等に関する法的規制の変更、商慣習の相違、労使関係、テロリズム、伝染病並び にその他の政治的・社会的・経済的混乱等の要因により、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

④食品の安全性について

当社グループは品質保証体制の確立に向けて取り組みを強化していますが、当社グループ固有の品質問題のみな らず、社会全般にわたる一般的な製品及び原料に係る品質問題などが発生した場合、製品回収、出荷不良品発生な どの可能性があります。外食事業においては、食中毒が発生した場合、一定期間の営業停止などを命ぜられ、業績 に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑤製造委託品及び仕入商品について

当社グループは一部の商品について外部に製造委託を行っています。また、仕入商品も取り扱っています。製造 委託商品や仕入商品についても品質については万全を期していますが、当社グループの取り組みの範囲を超えた品 質問題などが発生した場合、販売休止、製品回収などの可能性があり、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑥原料・資材価格について

当社グループの使用する主要な原料・資材には、その価格が商品相場や為替市場等の状況により変動するものが あります。それら原料・資材の価格が高騰することにより、売上原価が上昇し、業績に悪影響を及ぼす可能性があ ります。

⑦設備投資計画等について

当社 グル ープ では 、設 備投 資 、シ ステ ム開 発を 継続 的 に行 って おり ます が、 当 初 計画から のス ケジ ュー ルの 遅 れ、投資予定額の増加などにより業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

(13)

⑧顧客情報流出について

当社グループでは個人情報の管理の徹底に向けた体制作りを強化していますが、今後、予測不能のウィルスの侵 入や情報への不正アクセスなどにより、個人情報の流出などの問題が発生した場合、当社グループへの損害賠償請 求や信用の低下などにより費用の増加や収益の減少が発生し、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑨得意先への信用リスクについて

当社グループは得意先や投資先の信用リスクに備えていますが、予期せぬ倒産などの事態により債権回収に支障 が発生した場合など、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑩法的規制などの影響

当社グループは、酒税法や食品衛生法、環境・リサイクル関連法規、景品表示法などの様々な法的規制の適用を 受けています。また、事業を展開する各国の法的規制の適用を受けています。このような中、法的手続きによる権 利の保全にも万全を期していますが、将来において新たな法的規制などが設けられる可能性があり、これらの法的 規制などの適用を受けることとなった場合、事業活動が制限されたり、新たな費用が発生したりすることで業績に 悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、酒税の増税や消費税の増税などが実施されることでの需要の減少、ビ ール・発泡酒を始めとする酒類の広告に対する規制や、酒販店店頭での販売時間に対する規制、酒類販売場所の規 制が広がっていく場合、需要の減少や新たな規制に対応するための費用などの要因について、業績に悪影響を及ぼ す可能性があります。

⑪訴訟のリスクについて

当社グループでは、事業の遂行にあたり従業員啓発のための研修を通じたコンプライアンスの推進により、各種 法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、国内外の事業活動の推進にあたって、当社グループ各 社及びその従業員の法令等に対する違反の有無にかかわらず、製造物責任法、知的財産法等の問題で訴訟を提起さ れる可能性があります。また、訴訟が提起される事態、また訴訟の結果によっては、当社グループの業績に悪影響 を及ぼす可能性があります。

⑫自然災害等によるリスクについて

当社グループは保有するオフィス、商業、住宅などの施設及び工場などの設備安全について火災などの事故発生 防止の体制作りを強化するとともに、地震などの自然災害の発生時に、人的被害・工場などの設備破損が生じない ように管理体制の確立を行っています。しかし、大規模な自然災害及び二次災害の影響により、損害が発生する可 能性があり、商品供給に支障をきたすなど、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑬金融負債について

当社グループでは、各事業の必要資金の多くを、社債や金融機関からの借入により調達しており、金融負債は総 資産に比して高い水準にあります(平成26年12月31日現在2,475億円(連結ベース)、総資産の40%)。当社グル ープでは成長戦略の遂行に伴い大規模な投資等を行うことにより、さらに金融負債が増加する場合もあります。ま た、今後、市場金利が上昇した場合や、格付機関が当社の格付を引き下げた場合には、金利負担が重くなったり資 金調達の条件が悪化することにより、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑭退職給付債務について

当社グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率など数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待 運用収益率に基づいて算出されています。

実際の結果が前提条件と異なる場合、または前提条件が変更された場合、その影響は数理計算上の差異として累 積され、発生時の従業員の平均残存勤務期間で費用処理されるため、将来において認識される費用及び計上される 債務に影響を及ぼします。また、退職給付会計導入時の会計基準変更時差異は15年で費用処理しております。

⑮固定資産の減損について

当社グループでは、当社及び日本国内の連結子会社においては固定資産の減損に係る会計基準に基づき、減損の 基準に該当する有形・無形の固定資産等は減損損失を計上しています。また、海外の連結子会社においては適用し ている会計基準に基づき、必要に応じて減損損失を計上しています。しかしながら、今後、市場環境や事業環境の 変化などによっては、新たに減損損失の要件に該当する資産が発生したり、売却することとなった場合にはその価 格により固定資産売却損を計上する可能性があり、これにより当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可 能性があります。

⑯事業・資本提携について

当社グループでは、中期経営計画に沿って成長に向けた競争力強化の一環として国内外他社との事業・資本提携 を推進しています。しかし、市場環境や事業環境の変化などによっては、当初想定していた成果を得られず、場合 によっては、提携先及び出資先の事業、経営及び資産の悪化等が生じた場合、当社グループの業績や財政状態に悪 影響を及ぼす可能性があります。

また、出資に伴い、「のれん」の償却が多額に発生した場合、あるいは出資先が業績不振となり「のれん」等の 減損損失を計上する場合、これにより当社グループの業績や財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

(14)

⑰持株会社のリスクについて

当社グループを代表して上場しているサッポロホールディングス㈱(以下「当社」といいます。)は、当社が直 接保有している事業会社が当社に対して支払うブランド使用料、グループ経営分担金及び受取利息を主な収益源と し、さらに各事業会社が業績や財政状態に応じて支払う配当金を収入としております。このため、各事業会社の財 政状態が悪化し、当社に対して配当を支払えない状況が生じた場合には、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があ ります。

(15)

2.企業集団の状況

当企業集団は、当社、子会社57社及び関連会社10社で構成されており、事業の系統図及び主要な会社は次のとおりで あります。

(注)1 当社が直接所有している、または、資本金1億円以上の会社のみを記載しております。

2 「POKKA SALES & MARKETING PTE. LTD.」は、平成26年1月1日付にて新社名「POKKA INTERNATIONAL PTE. LTD」へ社名変更しています。

3 上記のほか、「サッポログループマネジメント㈱」(連結子会社)は、グループ本社機能を担うとともに 関係会社への間接業務サービスを提供する機能分担会社です。また、「サッポログループ物流㈱」(連結子 会社)は、グループの物流機能を担う機能分担会社です。

(16)

3.経営方針

(1)会社の経営の基本方針

サ ッポロ グループ は、「 潤いを 創 造し豊 かさに 貢献する 」を経営 理念に 掲げ、「 ステーク ホルダ ーの信頼 を高め る誠実な企業活動を実践し、持続的な企業価値の向上を目指す」ことを経営の基本方針として、企業活動を実践して いきます。

(2)サッポログループ新経営構想

成長戦略を展開する上で、平成19年(2007年)10月に、グループ創業140周年にあたる平成28年(2016年)を目標 年とした「サッポログループ新経営構想」(以下「新経営構想」)を策定し、以下の4つの戦略課題に取り組んでい ます。

①高付加価値商品・サービスの創造

②戦略的提携の実施

③国際展開の推進

④グループシナジーの拡大

(3)会社の対処すべき課題

2 0 1 4年 の 経 営 の 進 捗 状 況 や 社 会 情 勢 を 鑑 み 、 新 た な 経 営 計 画 と し て 「 サ ッ ポ ロ グ ル ー プ 経 営 計 画 2 0 1 5 年 - 2 0 1 6 年」(以下「経営計画2015-2016」)を策定しました。

「経営計 画2015-2016」 に おいても、 持続的な成長 の実現に向 け て、さらに 体 質を強化する とともに 成長 投資を 加速させ、特徴のある「食のメーカー」として存在感を示していきますが、その骨子は下記のとおりです。

〇安定的に利益を生み出す国内酒類事業と不動産事業を柱として、将来の成長に向けた国際事業、食品・飲料事業へ の投資、将来の成長の芽となる研究開発投資を継続して推進します。

〇2016年をゴールとして定めた「新経営構想」は、持続的な成長のために必ず達成すべき経営目標と捉え、次期長期 経営構想も見据えながら、各事業の成長とともに、M&Aやコスト削減による利益創出に取り組み、早期達成を目 指します。

なお、「経営計画2015-2016」で掲げている定量的な財務目標は以下のとおりです。

・ROE : 2016年 8%以上

・D/Eレシオ : 2016年 1倍程度

※ROEを最重要指標として、収益性、効率性を高めるとともに、健全な財務体質の実現を図ります。

1)各事業での取り組み 国内酒類事業

・昨年に引き続き「オンリーワンを積み重ね、No.1へ」をビジョンに掲げ、「感動創造企業No.1」を目指し ます。

・ビール事業では、基軸ブランドに投資を集中させ、ブランド価値の向上により成長を実現させます。また、クラフ トビール事業を行う子会社を設立し、サッポロビールが培ってきた醸造技術や原料へのこだわりを活かした様々な タイプのビールを開発し、新しい楽しみ方も提案していきます。

・伸長分野であるワイン・スピリッツ事業においては、さらなる成長を推進するため、各分野のテーマに沿ってブラ ンド育成を進めていきます。

国際事業

・北米及び東南アジアを重点エリアとして、プレミアム市場における「サッポロ」ブランドの更なる浸透に取り組み ます。

・北米では、カナダ、アメリカのビール市場におけるエリア戦略や流通経路への取り組みを強化し、さらなる成長を はかります。また、米国業務用飲料製造大手の「カントリー ピュア フーズ社」を「豊田通商アメリカ社」ととも に買収することにより、「シルバー スプリングス シトラス社」とのシナジーの最大化を追求し、米国飲料市場に おける基盤強化・拡大を目指します。

・海外資本の参入が続くベトナムでは、厳しい競争が予想されますが、3年間の蓄積を活かし、効率的・効果的なマ ーケティング投資とターゲットを明確にした営業活動によって、売上の拡大と営業利益の改善・黒字化に取り組み ます。

食品・飲料事業

・国内の食品・飲料事業においては、レモン・スープを中心としたコアブランドを確立するとともに、あらゆるコス トの見直しを行い、経営の効率化を進めます。また、グループの知見や素材を活かした新しい価値の提案を加速し ていきます。

・外食部門においては、好調な「カフェ・ド・クリエ」の展開を加速させるとともに、病院内等新業態の店舗開発の 推進、郊外型店舗展開を検討していきます。

(17)

・海外においては、マレーシア新工場の稼働を契機に、シンガポールに続いてマレーシア国内におけるブランドを確 立するとともに、輸出事業のさらなる拡大に取り組みます。また、ライセンス生産の契約を締結したミャンマーを はじめ、周辺国への展開を図ります。

外食事業

・国内では、基軸の「銀座ライオン」「ヱビスバー」ブランドを強化します。海外では、昨年秋にシンガポールに2 号店を出店し好調である「GINZA LION BEER HALL」業態の展開拡大を推進します。

・昨年末に導入したポイントカードシステムにより、お客様との結び付きをより強固なものとするとともに、データ を活用したエリアや業態別のマーケティング強化を図ります。

不動産事業

・重点エリアである恵比寿・銀座・札幌を中心に保有資産の魅力を高め、グループの収益基盤強化に貢献します。

・恵比寿ガーデンプレイスの価値向上とともに、「銀座5丁目再開発計画」においては、銀座の更なる街の活性化と 賑わい創出に寄与する複合商業施設を目指し計画を進め、2016年度からの収益貢献を図ります。

・不動産事業全体の価値向上を図るために、保有物件のポートフォリオの見直し・組み替えなどを戦略的に推進し、 骨太な事業としてグループの安定的な収益を支えていきます。

2)研究開発戦略について

世 界のビ ールメー カーの 中で唯一 、大麦 ・ホップ 双方の 育種・ 品 種改良を行うな ど、長年 当社グ ループが 培って きた知識と経験・実績を活かして、新たな価値を創造する研究開発を推進します。特に、乳酸菌やレモン成分に関す る研究を価値ある商品開発に結び付ける取り組みを行うとともに、発酵技術を応用した次世代エネルギーの創出に関 する技術開発・実用化に向けた取り組みを進めていきます。

(4)次期長期経営構想策定に向けて

平成29年(2017年)以降の創業150周年にあたる平成38年(2026年)に向けた次期長期経営構想策定を、以下の考 え方に則り引き続き取り組んでいきます。

〇グループの目指す姿

サッポログループは、「新しいNo.1」となる商品やサービスの創造と提供を積み重ね、世界各地で、お客様の豊 かな生活のためになくてはならない企業になります。

〇企業行動の指針

①イノベーションを追求し、お客様へ「価値あるNo.1」を提供し、お客様のより豊かな生活に貢献します。

②お客様同士のコミュニケーション活性化に役立つ商品・サービスの創造に努めます。

③環境変化に対応し、効率的な経営の実践に努めます。

参照

関連したドキュメント

て当期の損金の額に算入することができるか否かなどが争われた事件におい

所得割 3以上の都道府県に事務所・事 軽減税率 業所があり、資本金の額(又は 不適用法人 出資金の額)が1千万円以上の

継続企業の前提に関する注記に記載されているとおり、会社は、×年4月1日から×年3月 31

○決算のポイント ・

越欠損金額を合併法人の所得の金額の計算上︑損金の額に算入

なお、2011 年度のコスト削減額の実績は、緊急特別事業計画で掲げた 434 億円を 12 億円 上回る 446

損失に備えるため,一般債権 については貸倒実績率によ り,貸倒懸念債権等特定の債 権については個別に回収可能

企業会計審議会による「固定資産の減損に係る会計基準」の対象となる。減損の兆 候が認められる場合は、